映画とは何かを考えています。
子供の時、最初に映画を見た頃を思い出してみると、映画館とか暗い所で、映写機でスクリーンに映すものが映画という認識でした。しかし、今では自宅でも暗くして、スクリーンにプロジェクターで映画を映し出す事が出来ます。フィルムが映画かと言うと、今ではフィルムのを使わない映画上映も普通になってきました。
映画館で上映されれば映画かというと、そうでもないんじゃないかと思います。劇場公開用に作られて、何かの理由で劇場で上映されなかったとしたら、それは映画では無いのか?映画らしくないもの、たとえば、ゲームとかを劇場で上映したら、それは映画なのか?ぼくの所属するCGなんかの世界で「映画」という言葉が出れば、大画面、長尺、ハイクオリティーという意味になります。つまり、それなりに時間と予算もかかって、質も求められる。労力もかかるし、センスや技術が求められて、やりがいもありそう。で、どれぐらいの予算ですか?という感じでしょうか。
フォーマットで言うと、長編映画というなら、映画館にかかる、90分以上の尺があってタイトルがあって、ストーリーは…… 無い映画もあるか。配給会社を通してて、とかなんとか、そんな定義もありそうです。
映画かそうでないかで、商品としての価値も大きく違ってきますかね。劇場公開長編映画、と劇場で公開しなかったビデオスルーとかVシネ、ビデオ映画だと、DVDの売り上げも大きく違ってきます。ビジネスで考えると、映画館で上映するのかしないのかは、大きな違いになりますが、それで作品の質が変わるわけではないのです。ちょっとでも劇場で公開して、映画という事にする、というのはよく見られる対策ですよね。
品格、風格、映画館で観た映画でこれは映画では無いなぁとなんとなく思うものがあります。大画面で発揮される絵の力、音響、演出、時間配分、そういうのが映画っぽくない。でもこんなように映画では無いなぁと思わせるのは、単に質が低いだけかなと思います。映画と云っても、他のジャンルと同じように、質が高いものも低いものもあるわけです。あとは逆に、海外のTVドラマとかを観ていてこれは映画みたいだ、と思う事もあるわけです。
映画らしくするための、撮影や脚本のテクニックもあるようですが、その”映画らしさ”ってのは、名作映画の集合体の印象の事なんじゃないかと思うんです。なんつうか、理想の映画像にどれだけ近いか、近づけるか、という価値観でしょうか。
結論めいたことを言えば、その言葉が語られる文脈によって、意味が変わってしまうという事です。映画、映画、と連呼する人が、映画をあんまり見ていない事も良くあります。ぼくの思う映画と、そういう人の思う映画ってのは、結構違うんじゃないかという事です。ぼくだって、そんなに映画を多く見ている方ではないと痛感する事がしばしばあります。というか、最近はそんなに映画を観ていません。
いやぁ、映画って何なんでしょうねぇ~ 続くかもしれません。



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